v-flat型リフレクター+ディフューザー「ボックス」の制作
昨日一日、しこしこと、ディフューザー付きのリフレクター「ボックス」を作ってました。
クリップオンストロボをリフレクターに向けて、その反射光が、ディフューザフィルム経由で外に出る、というかたちのものです。
リフレクター(いわゆるレフ板)もディフューザも一度も作ったことがなく、ネットであれこれ画像を見ながらの作成。
実際作ったのは高さ180cmぐらい、正面幅100cmぐらいのVフラットタイプのリフレクター「ボックス」です。Vフラットというのは平面のレフ板を二枚Vの字に置いたものをさすようです。最初はコの字で一辺90cmのものを「注文」されたのですが、置き場所的に手狭になるので50cmぐらいに変更「注文」され、それだとストロボを中に置くのが難しくなるので(以下略)。。。
それなら、奥行きだけはそれなりに稼いで90cm角よりは圧迫感がないようにという折衷的な発想でこれに落ち着きました。ディフューザ面からV字の先端まで、約75cmというところです。効果のほどはわかりませんので、サイズ、形態を簡単に変更できるようにイレクターパイプ+ボルトで骨組みをつくっています。
さて、V-FLATSの中にストロボをおいて、その面に光を当てるというのは、shooting into v-flatsという記事にあるように、テクニックの一つとして存在しているようです。
ただ、V-FLATSであれコの字フラットであれ、さらにその反射光をフィルムでバウンスする大きな閉鎖箱となると、作例・製品例がネットではみつかりませんでした。「完成」したあとも、これでいいのかなあ、という感じですが、ともかく作業場が、この子で埋まってしまってますのでできるだけ早く持っていってもらうことを望んでおります(6月13日追記:この子は引き取られていきました。)。
前置きが長くなりました。以下、作成覚書。
「ボックス」は、3つのパーツからなってます。
基本枠とディフューザ面の外枠(左)の写真 。
基本枠は、イレクターパイプ+発泡スチロール(内部)+プラスチックダンボール(外)+ロックタイで作ります。イレクターって、初めてつかいましたけど、便利ですねこれは。パイプカッターで簡単に切れるし、ジョイントも各種揃ってますし。
ジョイントはボルト固定にします。最初のことなので接着剤も買ったのですが、取り外しができないと車に積んで運べない可能性があるので使うのをやめました。先に書いたように枠の大きさを変えることも想定しています。
一辺50cmの正方形の枠をひし形にしてV字を確保しています。
5mmボルト一個だけでも、このような、組み合わせて置いてればいいや的使用には耐えると思います。ガタつきがひどいようなら、もう一つ加える予定です。
プラスチックダンボールはロックタイと矢崎化工の両サドルで固定します。サドルはモノタロウで4個入り179円也。
なお、ディフューザ側の開口部はハの字になるように約140度の角度にしていますので、その部分のサドルはその角度に曲げて方向をつけました。
サドルとプラスチックダンボールは直接ボルト固定。プラスチックダンボールは182cmX91cmのまま二枚使っています。
ディフューザをはめ込む外枠は、12mm/9mmのアルミパイプで長方形をつくり、そこに更にアルミLアングルをビス固定します。角は9mmパイプを直角に曲げて12mmに差し込みます。

基本枠と外枠は、下の写真のように引っ掛けます。
本当は、この外枠に直接ディフューザフィルムを貼る予定だったんですが、このボックスの中にストロボを置いて位置調整を頻繁にするとなると、枠を入れたり外したりするのが大変になる、と判断したので、ディフューザ枠を別途作って、この外枠にさらに引っ掛けるようにしました。
ディフューザ枠はアルミパイプの端材で作ります。12mm/9mmのパイプを組み合わせてタッピングビスでつなぎ合わせ、という作戦です。試作したまま使わなくなった144/430MHzのアンテナを解体して使いました。ホームセンターで4mのアルミパイプ一本買ってきて折り曲げちゃえばあっという間なんですが、もったいない病が出てます。
貼り合わせは両面テープで慎重に。外径の違うパイプで凸凹になっているので、結構たいへんでした。ロール一本、1万円以上するとのことで、破いたり汚したりしたら大変ですし。
ディフューザ枠を引っ掛けて、完成。
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