コイル調整用コアドライバの自作

AM用TRラジオを作るのが面白くなってきたので、その周辺で使う治具とか小間物を作ってます(ラジオ自体の組み立てとかケース入れは後回しという、いつものパタン)。

今回はコア用ドライバ自作の話題。

コイルコアを回す際、金属性のドライバは厳禁とされています。

金属素材=調整がずれる、導通のまま=(高圧部を調整時に)危険という電気的なお話以前に、そいつがコアを割る凶器と化すからです。

一般的に言って、素材(ネジ)に対して先端強度が勝りすぎるドライバはよろしくありません。電動ドライバにクラッチ機構がついているのもその流れですし、ドライバ先端やドライバビットが意外と脆いのはネジを舐めないようにする配慮でもあります。

コイル用コアやトリマは特に虚弱体質と言っていいネジ山をもっていますから、それを優しく扱えるようにと専用ドライバが色々売られています。

廉価・普及品は樹脂でできていて、HOZANのD-16-1Bはポリアセタール、エンジニアのDA-21はジュラコンという具合です。ただ、樹脂ドライバは先端が潰れやすく、使い勝手が今ひとつだった記憶しかありません。

樹脂ドライバの価格帯をかなりの勢いで飛び越えていくと「セラミックドライバ」に出くわします。「樹脂が嫌ならセラミックのドライバをお使いになればよろしいんじゃないの?」というマリー・アントワネット的世界ですので採用は無理1)「パンがなければケーキ(ブリオッシュ)を食べればよろしいんじゃありませんの?おほほ」とアントワネットが言ったというのは、ジャン=ジャック・ルソーの『告白』で描かれた意地悪逸話です。この話はルソーの回顧録にしかなく、彼のポジショントーク的な意味合いが強いと考えられています。史料的には、ルイ15世の娘の一人でアントワネット派だったヴィクトワール・ド・フランスが、パンが食べられない人々の話を聞いて、涙ながらに「ああ、神様、彼にパイを食べさせてあげられれば。。」と言ったという話もあるようです(wikipediaによれば)。で、わたしはといえば、史実はさておき、荒川弘先生(「水がなければ牛乳を飲めばよろしいんじゃありません」(in 百姓貴族))とともに、この上から目線のルソー的小噺が大好物であります。

というわけで1mm厚のガラスコンポジット基板を先端にして作ってみました。廃材で作るのですから、心置きなく使い捨てできます。摩耗しやすい竹串や割り箸などよりもおすすめです。

材料は基板端切、ヤスリ、丸箸、瞬間接着剤、熱圧縮チューブ。作成時間は一本あたり10分です。

幅3mm長さはテキトーに切った基板の銅皮膜をヤスリではがします。

丸箸に5mm〜1cmぐらいの切り込みを入れて、基板を差し込み接着剤で固定。

あとは収縮チューブを被せて完成です。

ついでに、ポリバリコンのトリマ用ドライバも作っておきます。トリマは金属素材ですが、物理的に弱いネジで出来てます。めんどくさがって普通のマイナスドライバーなどで回すと次のような不幸に見舞われたります。

山が潰れそうになったトリマ

トリマネジの溝幅はコイルコアよりも少し狭い(上のトリマだと0.8mmぐらい)ので、先端をヤスリで調整しておきます。

このコイルのコアはかなり硬いのですが、良好に回せてます。

というわけで、W杯、ツールドフランスで熱狂のフランスに思いを馳せ?、トリコロール色でドライバを作り、さらにツールの黄色をバックに記念撮影してみました。赤がコア用、青がトリマ用です。

 

References   [ + ]

1. 「パンがなければケーキ(ブリオッシュ)を食べればよろしいんじゃありませんの?おほほ」とアントワネットが言ったというのは、ジャン=ジャック・ルソーの『告白』で描かれた意地悪逸話です。この話はルソーの回顧録にしかなく、彼のポジショントーク的な意味合いが強いと考えられています。史料的には、ルイ15世の娘の一人でアントワネット派だったヴィクトワール・ド・フランスが、パンが食べられない人々の話を聞いて、涙ながらに「ああ、神様、彼にパイを食べさせてあげられれば。。」と言ったという話もあるようです(wikipediaによれば)。で、わたしはといえば、史実はさておき、荒川弘先生(「水がなければ牛乳を飲めばよろしいんじゃありません」(in 百姓貴族))とともに、この上から目線のルソー的小噺が大好物であります。

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